SARISアプリ
スマートフォン用のSARISアプリには以下の4つの機能があります。
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キャリブレーション(校正)
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ファームウェアアップデート(プログラム更新)
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ERGモード(エルグモード=負荷指定モード)
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トラブルシューティング(接続環境確認)
スマートトレーナーを快適にご利用頂くために、ファームウェアアップデートとキャリブレーションを必ず行ってください。
(アプリのスクショ画像が現行版と異なりますが内容は変わりません。折を見て更新いたします)

サポートライダーの川村選手のブログ(すくみずログ)では一部動画を交えて解説されています。こちらもご参考に。
「Saris H3 スマートトレーナーのキャリブレーションとアップデート(Saris Utility アプリ)」 https://skmzlog.com/2020/10/08/saris-utility/
アプリをダウンロードして開きます。
予めスマートフォン・タブレットのBluetooth通信機能、をオンにしておきます。
SARISアプリ使用時はスマートフォン・タブレットの位置情報(GPS)をオン、SARISアプリへ位置情報の使用を許可してください。
スマートトレーナーが他の機器に繋がらないよう、サイクルコンピューターやPC・スマートフォン・タブレット等のデバイスと繋がっている場合は、その接続を解除しておきます。
2.ファームウェアアップデート
スマートトレーナーの制御用プログラム(ファームウェア)を最新版に更新する作業です。

①UPDATE FIRMWAREをタップ

②スマートトレーナーの検索が始まります

③スマートトレーナーが認識されました
※SARISの旧ブランド名Cycle Ops時代の商品名「Hammer」で表示されます

④スマートトレーナー名をタップするとファームウェアアップデートが始まります

⑤アップデートが完了するとバージョン等の情報が表示されます
3.キャリブレーション
スマートトレーナーの負荷抵抗の校正(キャリブレーション)を行えます。正確なパワー計測のために定期的に実施することをお勧めします。特に気温・室温が大きく変化した際や、設置場所を変えた際は必ず行いましょう。
キャリブレーションは機器の温度に影響を受けるので、開始前に中強度を中心に10分程度ペダリングし、スマートトレーナーの暖気をしておきましょう。
※暖気ライドでZWIFT等トレーニングアプリを使用した際は、SARISアプリでのキャリブレーションの前にスマートトレーナーとトレーニングアプリの接続を切っておきましょう。なお、ZWIFTのキャリブレーション機能を使う場合はZWIFTでの暖気ライドからそのままキャリブレーションに移行できます。⇒ZWIFTでのキャリブレーション方法はこちら

①CALIBRATE TRAINERをタップ
②上記2.ファームウェアアップデートの②③と同じくデバイスが検索されます。デバイス名をタップするとキャリブレーション画面に遷移します

③BEGIN CALIBRATIONをタップ
※'21年1/15のアプリアップデートで指定速度が「34キロ/21マイル」に変更されました

④画面の指示に従いゆっくり漕ぎ始めます

⑤画面の指示速度になるようにペダリングします。速度の指示はキロ(KPH)とマイル(MPH)が併記されます

⑥指定速度に達したら、その速度を維持するように指示されます

⑦「Coast」の表示が出たらペダリングを止めて、トレーナーを空転させます。空転から停止するまでの時間を基に校正が行われます。ペダルから足を離してもそのままでも構いませんが、決して漕がないように

⑧キャリブレーション終了です
4.ERGモード
選択ギア・ケイデンスに関わらず、指定パワー(ワット)になるようスマートトレーナーの負荷が自動調整されるモードです。簡単なトレーニングに使用できますが、指定時間でパワー値を変化させるプログラミングはできません。
他には、アプリを介さずトレーナー単体でバイクのパワーメーターの計測値と比較する際などに使用できます。

①ERG MODEをタップ
②上記2.ファームウェアアップデートの②③と同じくデバイスが検索されます。デバイス名をタップするとERGモード画面に遷移します


③WATTSボタン、もしくは+-ボタンをタップし希望のパワー値を設定すると、ケイデンス・ギア比に合わせてスマートトレーナーの負荷抵抗が自動で変わります
【例】指定100w/ケイデンス83/出力100w
【例】指定100w/ケイデンス93/出力103w
5.トラブルシューティング
スマートトレーナーとSARISアプリのBluetoothおよびネット接続の環境を確認する機能です。
スマートトレーナーとSARISアプリの接続に問題無ければ、基本的にはスマートトレーナーとZWIFT等のトレーニングアプリとの接続にも問題が無いと言えます。
ただし個別のトレーニングアプリのバージョンや仕様、プレイする機器・環境・時間によりその限りではありません。具体的には、アプリを動かすPC・スマートフォン・タブレット等のデバイスのスペックや、家屋の環境、電子機器等の使用状況によっては接続できない、接続が途切れる可能性があります。接続についてはこちらのトラブルシューティングもご参照ください。

①TROUBLESHOOTをタップ

②上記2.ファームウェアアップデートの②③と同じくデバイスが検索されます。デバイス名をタップするとトラブルシューティング画面に遷移し接続環境のチェックが始まります

③トラブルシューティングが完了し、アプリとスマートトレーナー間の接続に問題無いことが確認できました。もしもチェックが入らない項目があれば、その内容を確認し設定や機器・環境を見直します